ChatGptと塾講師

ひょっとして生成系AIあれば、学習塾って要らないのでは???一介の塾講師が自らの首をジワジワしめていくブログです!

CG(Chatgpt)さんに中2の連立方程式を解いてもらった。

昨晩、中2生相手に連立方程式の授業をしたので、CG君にも同じ問題を出してみました。

以前まで使っていた「ChatGPT-3」は確かに便利なツールだったのですが、残念ながら計算の精度はいまいちで、学習サポートとしては微妙なところがありました。

しかし、ここにきて「ChatGPT-4」が登場し、さらに「Wolframのプラグイン」を組み合わせることで、以前の問題がかなり解消しました。その計算能力の精度は格段に向上し、今や実用に耐えうるレベルになったと思います。

このWolframのプラグイン、実は数学や科学の問題を解くのに特化したエンジン「Wolfram Alpha」の力を借りることで、ChatGPT-4の計算能力を更に強化してくれるんですね。

さて、実際に計算を解いてもらうとこのようになりました。

【問】

連立方程式である3x-5y=11、4x-7y=16を解いて。但し、加減法を使って中学生でも理解しやすい解説をつけて。

【返答】

連立方程式を解くための加減法は、2つの方程式を足したり引いたりして、一方の変数を消去する方法です。今回の問題では、次の2つの方程式が与えられています:

  1. 35=11
  2. 47=16

これらの方程式から、一方の変数を消去するためには、どちらかの方程式を適切な数で掛けて、それらを足し合わせるか引き算する必要があります。ここでは、 の係数を等しくするために、最初の方程式に4を掛け、2番目の方程式に3を掛けます。すると、次のようになります:

  1. 4(35)=411
  2. 3(47)=316

これを計算すると、

  1. 1220=44
  2. 1221=48

となります。これで、 の係数が等しくなりました。次に、これらの方程式を引きます(1番目の方程式から2番目の方程式を引く)。すると、 の項が消去され、 についての方程式が得られます:

(1220)(1221)=4448

これを計算すると、

=4

となります。これで、 の値が求まりました。

次に、このの値をどちらかの元の方程式に代入して、の値を求めます。ここでは、最初の方程式を使います:

35(4)=11

これを計算すると、

3=1120

3=9

そして、 を求めると、

=9/3

=3

となります。

したがって、この連立方程式の解は =3=4 です。

 

テキスト上の解説としてはほぼ満点ではないでしょうか。CGならこの結果を受けてさらに細部を掘り下げることもできますし、このプラグインで大きな壁を1つ乗り越えた感じがします。

質問自体も連立方程式である旨を前提に置けば、数式をコンマでつなぐだけで意図を理解してくれますしね。大分使いやすくなったと思いますがどうでしょうか?