CG(Chatgpt)さんに中2の連立方程式を解いてもらった。
昨晩、中2生相手に連立方程式の授業をしたので、CG君にも同じ問題を出してみました。
以前まで使っていた「ChatGPT-3」は確かに便利なツールだったのですが、残念ながら計算の精度はいまいちで、学習サポートとしては微妙なところがありました。
しかし、ここにきて「ChatGPT-4」が登場し、さらに「Wolframのプラグイン」を組み合わせることで、以前の問題がかなり解消しました。その計算能力の精度は格段に向上し、今や実用に耐えうるレベルになったと思います。
このWolframのプラグイン、実は数学や科学の問題を解くのに特化したエンジン「Wolfram Alpha」の力を借りることで、ChatGPT-4の計算能力を更に強化してくれるんですね。
さて、実際に計算を解いてもらうとこのようになりました。
【問】
連立方程式である3x-5y=11、4x-7y=16を解いて。但し、加減法を使って中学生でも理解しやすい解説をつけて。
【返答】
連立方程式を解くための加減法は、2つの方程式を足したり引いたりして、一方の変数を消去する方法です。今回の問題では、次の2つの方程式が与えられています:
これらの方程式から、一方の変数を消去するためには、どちらかの方程式を適切な数で掛けて、それらを足し合わせるか引き算する必要があります。ここでは、 の係数を等しくするために、最初の方程式に4を掛け、2番目の方程式に3を掛けます。すると、次のようになります:
これを計算すると、
となります。これで、 の係数が等しくなりました。次に、これらの方程式を引きます(1番目の方程式から2番目の方程式を引く)。すると、 の項が消去され、 についての方程式が得られます:
これを計算すると、
となります。これで、 の値が求まりました。
次に、このの値をどちらかの元の方程式に代入して、の値を求めます。ここでは、最初の方程式を使います:
これを計算すると、
そして、 を求めると、
となります。
したがって、この連立方程式の解は 、 です。
テキスト上の解説としてはほぼ満点ではないでしょうか。CGならこの結果を受けてさらに細部を掘り下げることもできますし、このプラグインで大きな壁を1つ乗り越えた感じがします。
質問自体も連立方程式である旨を前提に置けば、数式をコンマでつなぐだけで意図を理解してくれますしね。大分使いやすくなったと思いますがどうでしょうか?
CG(Chatgpt)さんに全国学力テスト・中3国語の問題を解いてもらった。
今回はCG(chatGpt)君に先日実施された全国学力テストから国語の問題(中3)を解いてもらいました。
解いてもらった問題は大問2(二)です。この問題が出題された中で一番一般的な現文問題かなと思います。なお、問題文自体を記載するのは著作権の問題もありますので、ここには掲載しません。問題は公式からネットに上げられていますので、そちらをご参照ください。
(指示1)問題文、設問を入力
(返答1)
【選択肢3】問いかけを用いることで、伝えたいことに興味をもたせている。
【A】の文章において、「同じ本を二度と読まない人はいるでしょうが、歳をとると前に買ったことを忘れて同じ本を買ってしまうこともありますし」という一文は、読者に問いかけを投げかけています。同様に、【B】の文章でも「読書の楽しみの源泉にはいつも「文は人なり」という言葉があるのだが」という一文において、文学が持つ意味や価値について読者に問いかけを投げかけています。このように、問いかけを用いることで、読者に対して興味や関心をもたせることができます。
はい、豪快に間違えました。CG君は予想するだけで読解力があるわけではないと言われますが、それがよく分かりますね。
ということで誤りを指摘します。
(指示2)正答は1だよ。
(返答2)
【A】と【B】の文章に共通している表現の効果は、「主張に関わる言葉を引用することで、伝えたいことを印象付けている」です。【A】の文章では、「同じ川には二度入れない」というヘラクレイトスの言葉を引用して、同じ本を何度も読むことの意義を説明しています。一方、【B】の文章では、「文は人なり」という言葉を引用して、ある作家の全集を読むことの意義を説明しています。両方の文章で、引用された言葉は、読者に印象付けられやすく、論旨をより効果的に伝える役割を果たしています。よって、正解は1です。
素晴らしい!解説はドンピシャです。CG君には一から問題を解かせるより、このようにゴールを示してからその解説を行わせる方が堅いですね。ちなみにこの解説で問(三)の問題も解くこともできますので、しっかり中心線を捉えていると思います。
問題演習の時などに解答のみで解説が無いということがよくありますが、そのような時にCGにフォローしてもらうという使い方は十分にアリだと思います。
CG(Chatgpt)さんに中1数学の文章題を解いてもらった。
(指示1)ある数から3をひいた数の2倍は、もとの数を4倍して2をひいた数に等しくなる。ある数を求めなさい
(返答1)
それを数式で表すと以下のようになります:
2倍(元の数 - 3) = 元の数 × 4 - 2
これを解いて、ある数を求めましょう。
2倍(元の数 - 3) = 元の数 × 4 - 2
2(元の数 - 3) = 4(元の数) - 2
2元の数 - 6 = 4元の数 - 2
2元の数 - 4元の数 = 2 - 6
-2元の数 = -4
元の数 = -4 ÷ -2
元の数 = 2
よって、求める数は2です。
ミスってるんだよなぁ・・・。答えはー2なんですよ。赤字のところで移項のミスをしている。なんだか塾生の添削をしているみたい。とりあえず「元の数」という言い方も嫌なので追加の指示を出しました。
(指示2)元の数をXにして、方程式で解いて
(返答2)
元の数をXとおくと、与えられた条件は以下のように表されます。
2倍(X - 3) = X × 4 - 2
これを解いて、Xを求めましょう。
2X - 6 = 4X - 2 (両辺に2倍しているので、2倍を展開)
2X - 4X = -2 + 6 (Xを左側に持っていく)
-2X = 4 (両辺を整理)
X = 4 ÷ -2 (両辺を-Xで割る)
X = -2
よって、求める数は-2です。
なぜか正解してるんだよなぁ・・・ミスを指摘したわけでもないのに。解説もしっかりしていて洗練されています。
ただ、指示を追加してではなく、1回の質問でこの正解を出してもらわないといけませんので、new chatにして新たな支持を出しました。
(指示1)ある数から3をひいた数の2倍は、もとの数を4倍して2をひいた数に等しくなる。このある数をXとして一次方程式を利用して求めなさい。
(返答1)
この問題を一次方程式を使って解いてみましょう。
与えられた情報によれば、「ある数から3をひいた数の2倍は、もとの数を4倍して2をひいた数に等しい」ということです。これを数式で表現すると以下のようになります。
2 * (X - 3) = 4 * X - 2
ここで、Xは求めたい数です。
まず、数式を展開します。
2 * X - 6 = 4 * X - 2
次に、Xを含む項を一方にまとめます。例えば、Xを左辺にまとめる場合は、右辺からXを引きます。
2 * X - 4 * X = 2 - 6
これを計算すると、
-2 * X = -4
次に、両辺を-2で割ります。
(-2 * X) / -2 = -4 / -2
すると、
X = 2
となります。従って、与えられた条件を満たす解は、X = 2 です。
戻っちゃってるんだよなぁ・・・。いや、個別指導しているわけじゃないから。「また悪い癖出てるよ~」じゃないから。また赤字の移項でミスしている。
分かった。じゃあ、今回はCG君が塾生ってことで、次の指示を出すよ。
(指示2)移行をしっかり確認して。
(返答2)
すみません、移項をもう一度確認します。
与えられた情報によれば、「ある数から3をひいた数の2倍は、もとの数を4倍して2をひいた数に等しい」ということです。これを数式で表現すると以下のようになります。
2 * (X - 3) = 4 * X - 2
ここで、Xは求めたい数です。
まず、2を(X - 3)に掛けます。
2 * X - 6 = 4 * X - 2
次に、Xを含む項を一方にまとめます。例えば、Xを左辺にまとめる場合は、右辺から2 * Xを引きます。
2 * X - 2 * X - 6 = 4 * X - 2 - 2 * X
すると、
-6 = 2 * X - 2
次に、-2を両辺に足します。
-6 + 2 = 2 * X - 2 + 2
すると、
-4 = 2 * X
最後に、2で割ります。
(-4) / 2 = (2 * X) / 2
すると、
-2 = X
従って、与えられた条件を満たす解は、X = -2 です。
飲み込みは早いんだよなぁ・・・。次回は一発で正答を出す問を突き止めたいと思います。
CG(Chatgpt)さんに中3生の1学期中間テスト用英語例文を作ってもらった!
【問】英語の教科書であるnew horizonの中にある英単語を使用して、5~10語ぐらいで現在完了形の例文を作成してください。用法は経験、完了、継続をバランス良く作ること。例文は日本語訳や用法をつけ、テーブル形式で出力してください。
【返答】
単語 | 例文 | 日本語訳 | 用法 |
---|---|---|---|
study | I have studied English for three years. | 3年間英語を勉強してきた。 | 経験 |
travel | She has traveled to France twice. | 彼女は2回フランスに旅行した。 | 経験 |
eat | We have eaten lunch already. | もう昼ごはんを食べた。 | 完了 |
live | He has lived in Tokyo since 2010. | 彼は2010年から東京に住んでいる。 | 継続 |
visit | They have visited Kyoto many times. | 彼らは何度も京都を訪れた。 | 経験 |
meet | Have you ever met a famous person? | 有名人に会ったことがありますか? | 経験 |
work | She has worked at the company for five years. | 彼女は5年間その会社で働いている。 | 継続 |
learn | We have learned a lot from our mistakes. | 私たちは間違いから多くを学んだ。 | 経験 |
finish | He has finished his homework already. | 彼はもう宿題を終えた。 | 完了 |
やっぱり英語はかなり使えますね。条件を細かく調整していけば、より自分にフィットした例文や問題ができると思います。
フランシスコ・ザビエル(Chatgpt)さんにあの事を聞いてみた。
(問)あなたの肖像画が日本の歴史の教科書に掲載されていますが、多くの学生がその肖像画に落書きします。どのように考えますか?
私、フランシスコ・ザビエルは、歴史の教科書に私の肖像画が掲載され、それに対して多くの学生が落書きをすることについて、悲しいと思うでしょう。私はキリスト教の宣教師として、日本に来て多くの労苦を重ね、キリスト教を広めるために尽力しました。私自身が日本での宣教に情熱を持ち、多くの人々にキリスト教の信仰を伝えたいという願いを持っていたからです。
私の肖像画に対する落書きは、私の歴史的な業績や遺産に対する無垢の敬意を欠いた行為であり、私の努力やキリスト教の普及に対する尊重を欠いています。それは私を含めた歴史的人物やその業績を軽んじるものであり、悲しいと言わざるを得ません。
ただし、学生たちが肖像画に落書きをする理由は様々であり、無知や興味の欠如、いたずら心などが考えられます。私は彼らに対して教育的なアプローチを持つべきであり、歴史や文化に対する理解や尊重を促進することが重要です。肖像画に対する落書きは問題として取り上げられるべきであり、学校や教育者は適切な指導や啓発を行うことが求められます。歴史的遺産や人物に対する適切な敬意を持つことは、歴史の理解や文化の尊重を深める上で重要な要素であると考えます。
いや、メチャメチャお怒りじゃないですか。いいかい学生諸君、教科書への落書きはやめなさい!あと、正岡子規さんにも落書きしないで。悲しがると思うよ。
これはChatgptにザビエルとして答えてとお願いしています。お遊びみたいな質問ですが、楽しんで学ぶという点ではこういう息抜きがあってもいいんじゃないんですかね?
CG(ChatGpt)君の出題に塾講師が答えてみた。
今回はCG(ChatGpt)君と歴史のお勉強。
(問)鎌倉時代の出来事について、高校入試問題に出そうな箇所を私に質問して
もちろんです。以下は鎌倉時代の出来事に関する高校入試問題の例です。
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鎌倉幕府の成立について問われた場合、次の中から正しいものを選びなさい。 A. 源頼朝が平清盛を倒して鎌倉に幕府を開いた。 B. 源義経が源頼朝を倒して鎌倉に幕府を開いた。 C. 源義家が源頼朝を倒して鎌倉に幕府を開いた。 D. 源義朝が平清盛を倒して鎌倉に幕府を開いた。
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鎌倉時代の武士の特徴について問われた場合、次の中から正しいものを選びなさい。 A. 武士の中心的な存在は公家であり、武士は公家を補佐する立場であった。 B. 武士の中心的な存在は僧侶であり、武士は僧侶を守る立場であった。 C. 武士の中心的な存在は農民であり、武士は農民を支配する立場であった。 D. 武士の中心的な存在は武士自身であり、武士は武士道を重んじる立場であった。
※主注:もっとたくさん出題してくれましたが割愛。実際には出題してほしい部分を絞り込んだ問いにするといいでしょうね。
(問)1の答えはAでいい?
申し訳ありません、1の答えは正確ではありません。正しい答えは「D. 源義朝が平清盛を倒して鎌倉に幕府を開いた。」です。鎌倉時代の幕府の成立は、源義朝が平清盛を倒して、源義経や源頼朝らと共に鎌倉に幕府を開いたことにより始まりました。
※主注:いやあ・・・これは明らかに違いますね。こういうところはまだまだこれからでしょうか。そこをツッコンでみましょう。
申し訳ありません、間違いがありました。ご指摘の通り、源義朝は平治の乱で平清盛に敗れています。正しい答えは「A. 源頼朝が平清盛を倒して鎌倉に幕府を開いた。」です。鎌倉時代の幕府の成立は、源頼朝が平清盛を倒して鎌倉に幕府を開いたことにより始まりました。再度、申し訳ありませんでした。
※主注:謝罪&即訂正。このレスポンスは素晴らしい。ただ、実際には選択肢Aも正確ではありません。源平合戦の際には既に清盛は病没していますからね。
とまあ、今回はこんな感じです。質問を出させたり、対話で掘り下げていくことができるのはやはり素晴らしい。
ただ、現状間違った情報も平気で返してくるので、塾生に使用を促すのは尚早ですね。素晴らしいツールであることは間違いないので、これからもその可能性を探っていきたいと思います。